木樽熟成 山伏 / red #8 H.B. "grand cru"
red のシリーズとしては8番目、そして "grand cru" としては3番目です、
今回は、某5大シャトーのうちのひとつの樽。
ワイナリーから樽空け後、すぐに冷蔵便で届いた樽をつかって、30ヶ月もの樽での熟成を経て、昨年7月にボトリング。
さらに17ヶ月の瓶内二次三次発酵・熟成を経てのリリースです。
くわしいバッチ情報は
こちら。
7.5%
ベースは、いつもの red。
2015年と2017年醸造のもののブレンドです。
酵母・微生物により醸し出された複雑な味わいは、甘やかな印象がありながらも、あくまでもドライ。
ベルギーのフランダース・レッドなどとくらべると穏やかながらも、しっかりした酸味が特徴です。
そのなかで、ぼくらが特に気に入ったものを "grand cru" とすることにしています。
今回の "grand cru" は、やはり樽由来のワイン的な要素が強く感じられます
今回の H. B. で特に感じるのは、その果実味です。
いちごや、フランボワーズに、ブラックベリーやカシスなんかのニュアンスも加わった、いろんなベリーを思わせる印象。
最後のワイン樽由来の個性が強く出ています。
酸は強いのですが複雑で、ボディのまるさと力強さとバランスして、エレガントではあるのですが、存在感は強いです。
このシリーズ、同じ grand cru でも、バッチによって価格が違いますが、それは辿ってきた歴史と、ぼくらのテイスティングの結果で決めています。
発売中の他のバッチとの飲み比べも楽しいかと。
これからのシーズン、赤ワインなんかをあわせるシーンで、是非お楽しみいただきたい。
自然派ワインなんかがお好きな方には、特に試してみて欲しいです。
今回のも、たぶんもう再現できないであろう、納得の味。
どうぞよろしくお願いします。
限定 992本。
容量: 750ml
アルコール分: 7.5%
ビアスタイル: バレルエイジド・レッドエール