縁喜 x 志賀高原 / "NIGORI" Sake IPA
玉村本店の清酒 縁喜(えんぎ)とのコラボも、今年で三年目です。
ベースのビールは、其の十。
自家栽培の酒米をつかった、大人気のIPAです。
今回は、2020年から自家栽培をはじめた "金紋錦” を、ベースのビール醸造につかっています。
そこに、同じく自家栽培した 美山錦をつかって醸した代表的商品 自家栽培米 美山錦 純米吟醸 の、発酵最終段階の"もろみ" を加えてつくったのが、こいつ。
だから、Sake IPA というわけです。
9.0%、IBU66。
もろみ成分をしっかり混ぜてお飲みいただきたいのですが、写真のように明るくヘイジーな状態が正解です。
ふんだんにつかったホップと、酒由来の吟醸香が相まって、フレッシュなオレンジやグレープフルーツとかを連想させるようなジューシーな柑橘感に加えて、パイナップルや白桃、パッションフルーツのようなトロピカルな印象も。
飲み口は、「にごり」由来の柔らかな甘さを感じながらも、其の十のキレのいいドライさも共存。
度数はかなり高めなのですが、飲み口はよく、後からヤバさに気がつく感じです。
「そんなにフルーティーなら食事には合わないんじゃ」
なんて、思うかもしれませんが、柑橘の皮をも思わせるホップの苦味も相まって、食中酒として楽しんでいただけると思います。
其の十自体、和食を意識してつくった IPA なのですが、この "NIGORI" は、やっぱり、さらにその上をいく感じ。
もろみ由来の甘やかさが、他の IPA たちとちょっと違う場面で、活躍してくれる理由なのかも。
繊細なものも含めて、お鮨や天ぷらまで、かなり守備範囲は広いと思います。
"和のIPA" といってますが、逆に、ハンバーガーとか、デミグラスソースとかと合わせるイメージがしづらいといったら伝わるでしょうか!?
なにせ、酒の仕込みのタイミングでしかつくれないビール(税法上は発泡酒)ですし、まずは、そもそも金紋錦・美山錦から育てないといけません。
酒とビールの醸造を併行してすすめ、それをベストなタイミングで合体させるということで、両方をつくるぼくらのような会社ならではの、かなりオリジナルなものだと思っています。
思い入れも強いし、人気も高いので、年々つくる量を増やしてきましたが、今回はフルサイズで2バッチ分と昨年の倍量つくっちゃいました。
今回の発売は、その2バッチ分のうち、残りの2バッチ目分です。
よろしくお願いします。
アルコール度数 : 9.0%
ビアスタイル:Sake IPA
限定 4750本