India Miyama Lager / Cold IPA、発売です!
India Miyama Lager は、自家栽培の酒米をつかったホッピーなラガーとして、2014年に 北の人 とのコラボ "Super Niga〜i" としてはじめてつくりました。
以来、昨年の IKL を含めて、今回で6度目の登場です。
もともと、ぼくらがはじめてラガーをつくるに際して、IPA 的な要素を加えてみようということで生まれたわけですが、ここ数年で "Cold IPA" というスタイルが、だいぶ認識されるようになったとのこと、
長年時々つくってきている India Miyama Lager が、その "Cold IPA" と共通点が多いと思いながらも、いまいち正解がわかりませんでした。
とはいえ、酵母の発酵温度や、つかうホップの種類をかえてみることには興味があったので、去年の IKL は、そのあたりを修正してやってみました。
なかなかいい感じに仕上がったのですが、"Cold IPA" と名乗っていいのかいまいち不安であったので、 "IS THIS COLD !?" と併記しました。
で、今年のやつが、この India Miyama Lager です。
6.0%、IBU30。
計算上の IBU は低いですが、三種のホップ (Simcoe、Galaxy、Talus) を、最近のうちの IPA たちに負けないくらいにたっぷり。
味の方は、かなりドライでホッピーです。
グレープフルーツのような大きめの柑橘を主体に、レモンやライムのような青緑な印象が加わった、爽快で華やかな香り。そこに、パイナップルやパッションフルーツ的なニュアンスも感じます。
でも、IPL や イタリアンピルスナーといった、「ラガー的」なものとは、明らかに違う感じ。
むしろ、キリッとドライな IPA です。
正直、ラガーかどうかわからない飲み口であるのですが、同時に、通常の IPA とも一味違うのが面白いところ。
やっぱり、うちのどの IPA とも違うものが出来たのは、ラガー酵母をつかったからなんだなと、
ドライでありながらも、ホップの苦味を受け止めるベースとなるキレイな甘味はやはり美山錦から。
まあ、最近の傾向だと、このくらいでも「苦い」という人は多いのかもしれませんし、たぶん今どきの傾向からすると、多くの "Cold IPA" は、もっと苦味が少ないんだろうと思いますが、やっぱりぼくらが目指すのは、あくまでも「最良の食中酒」。
やっぱり、こういうバランスが志賀高原ビールということで、ご理解ください。
食事と一緒に、ゴクゴクいきたいやつ。
サラダとかから、揚げ物、鶏や魚のシンプルなグリルみたいなものから、もうちょっとしっかりした味の料理まで、守備範囲は広いと思います。
焼き鳥なら、塩だけじゃなくてタレでもいい的な。
今回は、はっきり "Cold IPA" と名乗ってみます。
気に入っているので、たっぷり2バッチつくりました。
どうぞ、お試しください。
ご意見・ご感想いただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いします。
アルコール度数 : 6.0%
ビアスタイル : Cold IPA
限定 6834 本