TAKASHI ICHIRO / Barrel Aged Imperial Stout !
名前の通り、Takashi Imperial Stout を、イチローズモルトさんの樽で熟成。
二人の名前を呼び捨てで申し訳ないような気がするといいながら2年ちょっとぶり、3回目の登場です。
今回は、90ヶ月(!)39ヶ月、27ヶ月、19ヶ月間の樽熟成を経た12樽をブレンド。
加重平均では、32ヶ月(=2.7年)熟成です。
13.0%、IBU85 (くらい)。
Takashi Imperial Stout は、ぼくらにとっても思い入れの強いビールなのですが、
もはや、「"Takashi" ってなに?」って人も多いかも。
名前の由来は、
こちら。
正しい発音については、
こちら。
実は、Takashi Imperial Stout は、2019年のリリースを最後に、全てを樽熟成することにしましたので、素のままの「たかしくん」の発売はありません。
ベースのビールも大好きで残念ではあるのですが、いつかリリースできるようになればいいなと思ったりもしています。
"というわけで、かわりに、この TAKASHI ICHIRO は、最低年に一回以上、いままで以上の本数をご用意していくつもりです。"
と前回は書いたのですが、ちょっと間があいてしまいました。すみません。
でも、その分、たっぷり熟成して、満を持しての再登場です。
かなり濃い黒。
泡の色も濃いです。
トロッと、液体の粘度の高さを感じます。
焦げたロースト香や、紹興酒や醤油的な熟成香はそれほど感じず、濃厚なチョコレートのような印象。
高純度のカカオのような香りと味わい。
オレンジピールのような柑橘のニュアンスや、熟したバナナみたいなものも連想させます。
度数なりの甘やかさはあるのですが、もとの「たかし君」が、インペリアルスタウトとしてはかなりホッピーでやんちゃなビールなので、ペイストリースタウト的なベタ甘さはなく、ホップの苦味によるバランスで、飲み味は意外にもドライでさえあります。
フィニッシュには、イチローズモルトさん由来の、はっきりとしたウィスキーの印象。
かなりのハイアルコールではありますが、長期の熟成により、固いアルコール感はなく、むしろアルコールを感じなくらい
のまろやかな仕上がり。
カヌレとかダークなガトーショコラ、濃厚なプリンとかシュークリームとかといいかな。
美味しいサラミやジャーキーとかもいいかもです。
ヴァレンタインでもらった、美味しいチョコレートのお供には最高かなと思います。
今回は、まちがいなく過去最高の出来になったと思います。
本数的に、かなりたっぷりご用意したつもり。
思い入れの強い、特別な1本。
どうぞよろしくお願いします!
アルコール度数:13.0%
ビアスタイル:バレルエイジド・インペリアルスタウト
限定 5340本